心斎橋・難波エリアは、日本屈指のリテール激戦区です。すぐ近くの御堂筋沿いや道頓堀には「ドン・キホーテ」のメガストアが君臨し、免税品や日用品のシェアを猛烈な勢いで吸い上げています。さらにニトリ自身も、女性向け小型業態である「デコホーム」をなんばCITYや駅ナカ商業施設に出店しており、グループ内でのカニバリズムを避ける緻密なポジショニングが不可欠でした。
ドン・キホーテが圧倒的な圧縮陳列とディープなバラエティ感でインバウンドを熱狂させるのに対し、ニトリ心斎橋アメリカ村店は「機能美とシンプルさ」で明確な一線を画しています。また、コスメや小型ファブリックに特化しがちなデコホームとは異なり、同店は寝具から組み立て家具まで生活基盤をまるごと整えられる総合力を保持。雑多なアメ村の中で、白と木目を基調としたクリーンな空間自体が一種のブランドシェルターとして機能しています。
Tags: