「くぁwせdrftgyふじこlp」は、ランダムにキーを連打して生まれたものではありません。PC用キーボードの世界標準規格であるQWERTY配列と、日本語入力システム(IME)のローマ字変換アルゴリズムが融合した、極めて規則的なタイピング裏技の産物です。
その入力方法はシンプルでありながら巧妙です。日本語ローマ字入力モードを有効にした状態で、キーボードのアルファベット中段(ホームポジション列)と上段を、左端から順に2本の指で交互に押し滑らせていきます。
具体的には、まず左手で中段の「Q」と「A」の位置関係に着目し、上段の「Q」と中段の「A」を順に入力して「くぁ(qa)」を生成します。そのまま指を右へスライドさせながら「W・S」「E・D」「R・F」「T・G」「Y・H」「U・J」「I・K」「O・L」「P・;」と順に叩いていくことで、IMEは以下のプロセスを経てカナを生成します。
「Q・A(くぁ)」「W・S(wせ)」「D・R・F・T・G・Y(drftgy)」「H・U・J・I・K・O(ふじこ)」「L・P(lp)」。子音と母音が噛み合わない部分はそのままアルファベットとして出力され、子音と母音の組み合わせが成立した部分だけが平仮名へと自動変換されます。この機械的な規則性と不完全な変換の混在が、絶妙な不気味さとユーモアを醸し出しています。
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