プロの仕上がりと素人作業の境界線は、腕前ではなく手元にある道具の適正さによって引かれます。高価な専門機器を揃える必要はありませんが、代用がきかないツールだけは初手で揃えておくべきです。
気泡を押し出して均一に圧着するための撫でバケ・スキージーは絶対の必需品です。プラスチック製の硬質スキージーを使用する場合、先端にフェルト布が巻かれていないとシート表面を傷つけ、破断の原因になります。100円ショップのDIYコーナーで販売されているフェルト付きスキージー、またはフェルトを布テープで巻き付けたヘラで十分に対応可能です。
さらに重要なのが、新品のカッターナイフと替え刃です。壁紙のカットで切り口が毛羽立つ最大の要因は、糊や粘着剤が付着して切れ味が落ちた刃を使い続けることにあります。熟練者は1巾のシートを切るごとにカッターの刃を1ピッチ折ります。常に研ぎ澄まされた刃先を維持することが、コーナー処理の美しさを約束します。
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