スクラップ屋はあらゆるゴミを引き受ける処分場ではない。金属が含まれていても、法律や安全基準によって持ち込みが厳しく制限される品目が存在する。
代表例が「家電リサイクル法」の対象となる4品目(エアコン、テレビ、冷蔵庫・冷凍庫、洗濯機・衣類乾燥機)だ。これらは正規のルートでのリサイクル券発行が義務付けられており、無許可のスクラップ屋への投棄や売却は違法となる。ただし、エアコンの室内機・室外機本体ではなく、配管パイプ単体やモーター単体に分解された金属パーツであれば、非鉄金属原料として問題なく取引される。
また、バッテリー買取においては、自動車用の鉛バッテリーは鉛資源として安定した需要がある一方、リチウムイオンバッテリーは衝撃やショートによる火災事故リスクが極めて高いため、一般のスクラップヤードでは受入を全面拒否されるケースが多い。安全対策が施されていない品目の強引な持ち込みは、業者とのトラブルに直結する。
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