物販テナントの刷新と歩調を合わせるように、店内の催事スペースではリユースや資産整理に特化したイベントが活況を呈している。2026年10月に開催された買取専門店「おたからや」の催事買取フェアはその代表例だ。秋の衣替えや大掃除シーズンを前に、自宅に眠る貴金属やブランド品、時計、切手などをプロの鑑定士が無料査定する取り組みは、地域住民から大きな反響を呼んだ。
この取り組みの巧みな点は、換金された資金がそのまま同日中の店内の消費に直結しやすい点にある。不用品を売却したその足でエディオンの家電やN+の秋冬ウェアを購入したり、島忠のDIY用品を買い足したりという消費サイクルが自然発生する。モノを「買う」「直す」だけでなく「手放して循環させる」機能を商業施設内に組み込むことで、来店の心理的ハードルを下げ、滞在理由を複層化させている。
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