連ドラ最終話「夫婦を超えてゆけ」で提示されたメッセージは、従来の結婚観に対する鮮烈な宣戦布告でした。
リストラを契機に本物のプロポーズを決意した平匡。しかし彼が口にした「結婚すれば家賃や生活費が浮き、みくりへの給与支払いも不要になる」という計算に対し、みくりは毅然と異を唱えます。これこそが、本作を決定づけた名台詞「それは、愛の搾取です」でした。
愛情があるからといって、家事労働を無償化して当然だと思い込む欺瞞。二人はそこで関係を破綻させるのではなく、対等な「共同経営責任者」として生活を再構築する議論を重ねます。制度としての婚姻届に縛られるのではなく、互いに意志を持って対話を続けること。主題歌『恋』の歌詞にも通じる「夫婦を超えてゆけ」という言葉は、既成の形にとらわれない新しい人間の結びつきを宣言する旗印となりました。
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