近年のさっぽろ羊ヶ丘展望台は、秋の味覚企画だけでなく、季節ごとの体験型コンテンツを矢継ぎ早に打ち出している。その代表格が、毎年7月中旬から下旬にかけて実施される「ラベンダー刈り取り体験」だ。敷地内にある約1,000平方メートルのラベンダー畑が満開を迎える時期に合わせ、参加費無料で剪定ばさみと持ち帰り用の袋を配布。富良野まで足を延ばさずとも札幌市内で紫の絨毯と甘い香りを楽しめる場として定着した。
さらに、場内にはSNS映えを意識した特設フォトスポットが新設され、週末ごとに地元人気店と連携したキッチンカーが登場。従来の「団体バスで乗り付けて銅像の前で写真を撮り、30分で立ち去る」という通過型観光から、「広大な芝生で食事を楽しみ、半日をゆっくり過ごす」滞在型観光へのシフトが着実に進められている。
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