どれほど上質なシャンプーを使っても、土台となる頭皮が酸化していれば香りは台無しになります。皮脂分泌が多い頭頂部では、皮脂が常在菌によって分解され、不快な脂肪酸(ジアセチルやノネナールなど)を発生させます。これが「頭皮のニオイ」や「加齢臭」の本体です。
悪臭の上から強い香料を重ねる「マスキング」は、数時間後に脂っぽい酸臭と甘い香りが混ざり合い、かえって不快感を強調してしまいます。近年の優れたスカルプシャンプーやメンズシャンプーが採用しているのは、悪臭物質を取り込んで別の香気成分へと変化させる「ハーモナージュ香料」や、柿タンニン・緑茶エキスなどの消臭成分による化学的中和です。
30代以降は男女を問わず皮脂の質が変化し、頭皮の酸化臭が強くなります。そのため、頭皮の毛穴汚れをしっかりクレンジングしつつ、うるおいを奪いすぎないアミノ酸系シャンプーを選ぶことが、結果として「いい匂い」を純粋に引き立てる最大の近道となります。
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