マリンワールドの象徴であるショープールは、博多湾を借景とした開放的なスタジアム構造が特徴です。イルカとアシカが共演するパフォーマンスは連日満席となりますが、近年の夏季には温暖化による猛暑への適応が大きな課題となっています。西日本新聞の報道によると、連日の酷暑の中、ショープールのイルカたちがトレーナーに対して自発的に水遊びや散水をねだる愛らしい仕草が見られるなど、動物たちの健康管理とエンリッチメント(飼育環境の向上)が一体となって取り組まれています。
一方、屋外施設「ペンギンの丘」でも、日本の過酷な夏に対する徹底した環境マネジメントが実施されています。ケープペンギンなどの生息環境を守るため、ミスト装置の稼働や日除けシェードの拡張が行われているほか、病原体の混入や感染症リスクを防ぐための厳格な「検疫水槽」の運用が不可欠となっています。繊細な野生動物の命を守りつつ、来館者が間近で観察できる距離感を両立させる展示手法は、現代水族館における生物多様性保全のモデルケースといえます。
ショープールを快適に観覧するためには、開演20分〜30分前に着席することが不可欠です。前方シートはイルカのジャンプによる大量の海水飛沫が届く「水しぶきエリア」となっており、濡れることを楽しむ観客で賑わう一方、電子機器を保護したい場合は後方の中央席を確保するのが定石です。
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