高度経済成長期に各地で競うように建てられた電波塔や公共建築は、今や全国で一斉に更新時期を迎えています。財政難を理由に解体されるケースが後を絶たない日本において、THE TOWER HOTEL NAGOYAが成し遂げた成果は単なる一企業の成功譚にとどまりません。
文化財としての歴史的骨格を最新の免震技術で守り抜き、インテリアには新進気鋭のローカルアートを招聘。さらに都市公園の再開発スキームと融合させることで、民間ビジネスとして成立させました。過去の遺産を保護の対象として静態保存するのではなく、現役の経済空間として動態保存する。名古屋の空を70年以上にわたって見守り続けてきた鉄塔は、日本の都市再生が向かうべき新たな針路を指し示しています。
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