デジタルコマースが日常化し、大半の日用品がスマートフォンひとつで自宅に届く時代において、「あえて足を運ぶべき実店舗」の条件は大きく変化した。グランフロント大阪の無印良品が提示しているのは、単なる棚からのピックアップ作業ではなく、空間を五感で確かめ、本をめくり、食事を味わいながら「自分らしいくらし」を再編集する場としての価値である。
関西屈指のターミナルである大阪・梅田の駅前にありながら、足を踏み入れると木のぬくもりと静謐な空気に包まれる。初めて訪れる人はその圧倒的なスケールに驚き、リピーターは訪れるたびに入れ替わる限定品や企画展に新しい発見を得る。まずはJR大阪駅の連絡デッキを渡り、北館のエスカレーターを上ってみてほしい。そこには、日々の生活を少しだけ豊かに整えるためのヒントが詰まっている。
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