店頭で甘い果実を引き当てるには、果皮の張り、突起(鱗片)、そして軸の周辺に注目する必要があります。全体が鮮やかに色づき、ふっくらと丸みを帯びているものが良品の条件です。緑色の突起部分がしおれて茶色く枯れ始めているものは収穫から時間が経ちすぎていますが、逆に突起の先が少し丸みを帯びて先端だけがわずかに乾燥している状態は、樹上でしっかり熟したサインとなります。また、手に持ったときにずっしりと重量感がある個体ほど果汁を豊富に蓄えています。
下処理において最も大切なのは、果肉の細胞を押し潰さず、繊維の柔らかさを活かすことです。包丁で果実を縦半分、または4等分にくし形にカットしたあと、果皮と果肉の境目に大きめのスプーンを滑り込ませると、驚くほどつるりと外れます。ドラゴンフルーツの果皮の内側には苦味を持つ白い層があるため、皮のギリギリを攻めすぎず、果肉の中心に近い部分をダイス状(1.5〜2cm角)に切り分けることで、滑らかな舌触りとぷちぷちとした種子の歯ごたえを存分に堪能できます。
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