サンリオの長い歴史において、みんなのたあ坊は極めて特異な立ち位置を築いてきました。1984年にグリーティングカードのイラストとして誕生し、1988年と1989年の「サンリオキャラクター大賞」で2連覇を達成。端正なファンシー路線とは一線を画す、手描き風の素朴な線画と屈託のない表情が当時の子どもたちの日常を彩りました。
現在巻き起こっているカプセルトイでの再ブレイクは、単なる懐古趣味にとどまりません。電撃ホビーウェブが報じたポチャッコのマスコットライトやたあ坊のポーチコレクションの展開に見られるように、メーカー各社は当時のデザインテイストを忠実に再現したプロダクトを次々と企画しています。かつて文房具やお弁当箱を愛用していた30代〜50代のリアルタイム世代にとって、1回300円〜500円で手に入るミニチュア雑貨は、手軽にノスタルジーを所有できる最適な媒体となりました。さらに、レトロカルチャーに新鮮さを感じる10代・20代がバッグチャームとして取り入れるなど、世代を超えた消費行動が定着しています。
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