ペーストを作るまとまった時間が取れない場合や、チーズの油分を加えずストックしたい場合でも、適切な代替技術を用いればバジルの価値を損なわずに保管できます。
手軽かつ実用性が高いのが「丸ごと葉のオイルコーティング冷凍」です。洗って水気を完全に拭き取ったバジル葉に、少量のオリーブオイルを指先で薄く塗り広げます。これをラップの上に重ならないように並べ、空気をしっかり抜いて密閉保存袋に入れ急速冷凍します。オイルの薄膜が霜の付着と冷凍焼け、酸化を防止するため、スープやパスタの仕上げに凍ったまま手で砕いて投入するだけで芳醇な香りが広がります。
また、刻んだバジルを清潔な瓶に詰め、上からひたひたにオリーブオイルを注ぐ「オリーブオイル漬け」は、ハーブオイルと具材のハイブリッド調味料として重宝します。オイルに香気成分が溶け出し、ガーリックトーストやカルパッチョのドレッシングとして抜群のポテンシャルを発揮します。
さらに、どうしても使い切れない端葉はドライバジルへ加工するのが定石です。自然乾燥させると数日で黒ずんで香りが抜けてしまいますが、耐熱皿にキッチンペーパーを敷いて葉を並べ、600Wの電子レンジで1分30秒〜2分ほど加熱して一気に水分を飛ばすと、驚くほど鮮やかな緑色の乾燥バジルが完成します。指で揉みほぐして乾燥剤とともに密閉容器に収めれば、1年間常備できる万能スパイスへと変貌を遂げます。
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