「ブサイクランキング」や「美人ランキング」の論拠として、テレビに出演する有名タレントやモデルの出身地が引き合いに出されることが多々あります。特定の県から女優が多く輩出されているという主張ですが、これも母集団の人口規模を無視した論理のすり替えです。
総務省統計局の人口推計を見れば明らかなように、東京都、神奈川県、大阪府、愛知県、福岡県といった大都市圏は全国人口の過半数を占めています。メディア露出の多いタレントの絶対数が多いのは、単にスカウト市場の規模と芸能プロダクションの集積度、そして若年層人口の絶対数が多いからに過ぎません。特定の地方都市から全国区のスターが誕生した際、地元メディアが「我が県の美人の系譜」として大々的に喧伝することで確証バイアスが形成され、住民全体の容姿分布についての幻想が作り出されます。
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