調剤薬局とドラッグストアを展開する新生堂薬局が、なぜあえてアウトレットという異色業態に乗り出したのか。その背景には、持続可能な地域医療と店舗経営を両立させるための「循環型ビジネス」への転換があります。
ドラッグストアの主力商品である化粧品や日用消耗品は、トレンドの移り変わりが極めて早く、発注精度の高い大手チェーンであっても売れ残りをゼロにすることは理論上不可能です。旧来の経営モデルでは、売れ残った不良在庫の処分コストはあらかじめ商品の通常販売価格に織り込まれていました。しかし、物価高騰が続く現代において、廃棄コストを消費者に転嫁するビジネスモデルは限界を迎えています。
新生堂薬局は自社ネットワークおよび提携メーカーの余剰在庫を集約するハブとしてECOLET+を位置づけました。忠隈店で販売される商品は、次のような基準で分類・調達されています:
- パッケージ変更品: リニューアル前の旧パッケージや旧容量仕様(中身の有効成分は現行品と同等)。
- 外装ダメージ品: 輸送中に外箱の角がつぶれたり、シュリンク包装に小さな破れが生じたりした良品。
- シーズンオフ在庫: 冷感シート、虫よけスプレー、入浴剤などの季節限定商品。
- フードロス対象品: 3分の1ルールによって一般流通から弾かれた調味食品、スナック菓子、清涼飲料水。
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