『貴方の恋人になりたいのです』がJ-POPの歴史において特異な存在感を放ち続ける理由は、誰もが隠したくなるような恋愛の「格好悪さ」を、一切の虚飾なしに描き切った点にあります。
好きな人の一挙手一投足に振り回され、誘いたいのに誘えず、ただ遠くから見つめることしかできなかったあの夏の日。その未完成で不器用な恋心こそが、人が人を好きになる感情の最も美しい瞬間なのかもしれません。阿部真央が17歳のノートに遺した真っ直ぐな言葉は、これからも恋に悩み、立ちすくむすべての人々の背中を、静かに、そして力強く支え続けていきます。
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