受粉が無事に成功し、果実が卵大から握りこぶし大に成長した後は、葉で生産された光合成産物をダイレクトに果実へ送り込む仕上げのフェーズに入ります。
まず行うのが「子づるの先端止め(摘み戻し)」です。着果した子づるの先端を、果実から先へ本葉が15〜20枚程度伸びた位置でカットします。これにより蔓が無制限に伸びるのをストップさせ、すべてのエネルギーを果実内部の果肉形成と糖分蓄積へと集中させます。
次に重要なのが「水分管理」です。果実がぐんぐん肥大する着果後20日間ほどは適度な水分が必要ですが、収穫予定日の10日〜14日前からは水やりを段階的に控え、土壌を乾燥気味に管理します。プロの農家が糖度12度以上の濃厚なスイカを作る際にも、この水分遮断は徹底されています。根からの吸水を抑えることで果汁の糖分が凝縮され、シャリ感のある引き締まった肉質へと仕上がります。雨除けシートを設置できる環境であれば、収穫直前の降雨を防ぐことで果実の裂果や糖度低下を完璧に予防できます。
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