2007年早春、TBSの看板番組『金スマ』のスタジオは異様な緊張感に包まれていました。MCを務める中居正広さんの見守る中、対峙したのは「青森の神様」として全国的な知名度を得ていた木村藤子さんと、歯に衣着せぬ鋭いコメントで茶の間の絶大な支持を集めていた飯島愛さんでした。
当時、飯島さんはすでに芸能界引退を視野に入れ、周囲にもその意志を漏らし始めていました。深夜番組のグラビアアイドルからスタートし、自伝的小説『プラトニック・セックス』のミリオンセラー、そして情報番組の論客へと駆け上がった彼女のキャリアは順風満帆に見えましたが、内面は限界に達していました。木村さんは透視を行う中で、飯島さんが心の奥底に抱え込んでいた「誰にも言えない孤独」と「他者への不信感」を静かに指摘。テレビカメラの前で気丈に振る舞い続けてきた彼女が、思わず大粒の涙をこぼした瞬間、スタジオ内の空気は完全に凍りつきました。
Tags: