若者の車離れが叫ばれて久しいなか、東京オートサロン2026の現場で見た現実はまったく逆のものでした。日産京都自動車大学校や東京自動車大学校など、各校のブースには「自分たちの手でカッコいいクルマを作りたい」という純粋な情熱を燃やす若者たちが溢れ、来場者と熱心に技術論を交わしていました。
完成した「TAUS-HFRS」は、かつて日本のモータースポーツ黄金期を彩った熱狂へのオマージュでありながら、同時に次世代のエンジニアたちが放った未来への挑戦状でもあります。デジタルシミュレーションが全盛の時代だからこそ、自らの手で鉄板を叩き、塗料を吹き、細部を削り込むクラフトマンシップの価値が再評価されています。東京自動車大学校の試みは、閉塞感を打破する日本のモノづくり精神の灯火が、しっかりと次の世代へと手渡されていることを雄弁に証明していました。
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