ネット上の掲示板やSNSでは、長年「苦情殺到による打ち切り」が定説のように語られてきました。ストリップ劇場の生中継や過激な身体計測企画など、地上波の基準に照らし合わせれば一発退場レベルの内容が連続していたため、そう信じ込まれたのも無理はありません。しかし、放送通信業界の構造的視点から検証すると、全く異なる事実が浮かび上がります。
第一に、BSスカパー!は有料放送管理事業者であり、無料の地上波民放局とは放送倫理基準の運用が異なります。番組は当初からレギュラー週一放送ではなく、チャンネルの加入キャンペーンや連休、年末年始に合わせた単発スペシャル番組として編成されていました。つまり「定期放送が突然途絶えた」のではなく、当初の契約エピソード数を消化して次の展開へ移行していたに過ぎません。
第二に、視聴者からのクレームに対する局側の姿勢です。スカパー側は炎上を恐れるどころか、番組の過激さをマーケティングの武器として活用していました。もちろん放送コードのデッドラインを探る綱渡りの協議は毎回行われていましたが、外圧に屈して制作を断念したという記録は存在しません。都市伝説の多くは、地上波の常識に縛られた視聴者が「あんな内容が続いていいはずがない」と推測した結果生まれた虚像です。