歴代共演者の中で、ファンの間でもしばしば「どちらが究極か」と激論が交わされるのが、松本潤(『失恋ショコラティエ』)と小栗旬(『リッチマン、プアウーマン』)の対比です。
小栗旬が演じた日向徹は、人間不信で他人の名前すら覚えられない天才IT起業家でした。そこに石原さとみ演じる愚直で記憶力抜群の夏井真琴がぶつかり合うことで、頑なだった日向の心が溶かされていくカタルシスが描かれます。小栗旬の長い手足と低音ボイスがもたらす安心感、そして「この男を変えられるのは真琴しかいない」という運命感は、王道ラブストーリーとしての完成度を極限まで高めました。
一方、松本潤の小野田爽太は、包容力とは対極にある「揺らぎと脆さ」を武器にしました。サエコさんの甘言一つで天国から地獄へと突き落とされ、苦悩しながらチョコレートを作る姿は、視聴者の庇護欲を強烈に刺激します。完璧なイケメンでありながら、恋によってみじめに崩壊していく男の色気。この退廃的な美しさにおいて、松本潤と石原さとみのペアは日本のテレビドラマ史上でも類を見ない特異な高みに到達しています。
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