保存療法で改善が見られない場合、整形外科での専門的治療へ移行します。主たるアプローチは「ステロイド注射」と「腱鞘切開手術」の2通りです。
| 治療法 | 適応ステージ | 期待される奏功率・予後 | 費用目安(3割負担) | 復職・動作再開 |
|---|---|---|---|---|
| 装具療法+ストレッチ | ステージ1(初期・軽度痛) | 寛解率 40, 50%(再発予防に有用) | 約1,000, 2,500円 | 制限なし(当日から可能) |
| ステロイド腱鞘内注射(トリアムシノロン等) | ステージ2(引っかかり・しこり) | 寛解率 60, 80%(数ヶ月〜年単位で持続) | 約1,500, 3,000円 | 翌日〜2日後から軽作業 |
| 腱鞘切開手術(日帰り直視下/経皮的) | ステージ3・再発を繰り返す難治例 | 根治率 95%以上(当該部位の再発は極めて稀) | 約7,000, 16,000円 | デスクワーク2, 3日、力仕事2, 3週間 |
ステロイド注射は強力な抗炎症作用により、注入後数日で劇的な除痛効果をもたらします。しかし、同一腱鞘内への反復投与(年3, 4回以上)は、腱の変性や断裂リスクを高めるため制限されるのが通例です。注射を打っても数ヶ月で痛みがぶり返す場合や、すでに指が固まって動かない場合は、原因となっているA1滑車を縦に切り開いて腱を解放する「腱鞘切開手術」が根本解決となります。局所麻酔下で行われ、手術時間はわずか10, 15分程度です。
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