トップチームだけでなく、世代別代表の試合速報結果にも同様の課題が透けて見えます。直近のアジア大会決勝におけるU-23韓国戦での逆転負けは、その象徴的な事例です。先制点を奪いながらも、韓国の徹底したロングボールとフィジカルコンタクトに晒された結果、セカンドボールの回収率が後半に32%まで激減しました。
この敗因は、フル代表が抱えるジレンマと完全に相似形を成しています。相手がプレッシングの強度を一段引き上げ、マンツーマン気味にハメてきた局面において、日本はボールの逃げ場を失います。GKからのビルドアップが窒息させられ、苦し紛れのクリアを跳ね返されて二次攻撃を浴びるサイクルです。
アジアの舞台では個のクオリティでねじ伏せることができても、同等以上の走力と体幹の強さを持つライバルとぶつかった瞬間、ボールを失う位置が悪化します。アジア予選の順位表で首位を快走する華やかな数字の裏で、強度の高いプレッシャーに対する「プランBの欠如」が常に潜在的なリスクとして燻っています。
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