どれほど計算されたカットであっても、寝癖がついたままアイロンを通すのは厳禁です。割れ癖を根本から矯正するためには、水分と温風・冷風の相互作用を利用したブロー工程が欠かせません。
ステップ1は「根元の完全リセット」です。毛先ではなく、地肌を濡らすイメージでスプレーを吹きかけ、指の腹で地肌を前後に擦りながら水分を馴染ませます。毛根を包む水素結合を解くことで、頑固な生え癖をニュートラルな状態に戻せます。
ステップ2はドライヤーによる「クロスブロー」です。乾かす際は、前髪を左右交互に引っ張りながら風を当てます。まず右側の髪を左こめかみ方向へ引っ張りながら根元にドライヤーを当て、次に左側の髪を右こめかみ方向へ引っ張ります。この左右のクロスを15, 20秒繰り返すことで、生え癖の偏りが相殺され、真下にすとんと落ちる素直なベースが完成します。
最後に、ノズルを上から下へ向けながら弱風で根元から毛先へと熱を通し、最後に冷風を5秒間当てて形状を固定します。この一手間だけで、日中の「前髪が浮く」現象を未然に防ぐことが可能です。
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