スポーツ医学の観点から見ても、政田夢乃の実践する「眠くなったら寝る」というアプローチには合理的な側面が存在します。
睡眠衛生学において最も警戒される状態の一つが、ベッドに入ったものの眠れず、「早く寝なければ明日のラウンドに響く」と焦燥感を募らせる**精神生理性不眠(条件反射的不眠)**です。時間で無理やり寝ようとすると交感神経が刺激され、かえって入眠が遅れる悪循環に陥ります。
これに対し、強い眠気(睡眠圧)が高まるまでリラックスして過ごし、睡魔が訪れた瞬間にベッドに入る行動は、入眠潜時を極限まで短縮し、深いノンレム睡眠を効率的に引き出す理にかなった手法です。朝起きたときに頭が枕から落ちているという現象も、寝返りが活発に行われ、身体の特定の部位に偏った圧力がかかり続けないよう無意識に全身の緊張を解放している証拠といえます。
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