隠岐諸島への船旅は、島根半島の七類(しちるい)港、または鳥取県の境港(さかいみなと)から始まる。本土側フェリーターミナルは日によって発着スケジュールが変動するため、米子鬼太郎空港やJR松江駅・米子駅からの連絡バス時刻表と合わせた下調べが不可欠だ。
本土と隠岐を結ぶ隠岐汽船の航路には、大型フェリー(おき、くにが、しらしま)と超高速船「レインボー2」の2系統が存在する。所要時間は大型フェリーが約2時間30分〜3時間であるのに対し、レインボー2はわずか約1時間15分〜2時間で各港を結ぶ。ただし、波高が2.5〜3メートルを超えると高速船は真っ先に運休する傾向がある。天候が急変しやすい春先や秋口は、大型フェリーを軸にした旅程を組むのが旅慣れた者のセオリーだ。
コストを最小化したい旅行者にとって見逃せないのが、観光振興施策として定着したWEB限定の割引プランや、隠岐観光協会等が取り扱う往復乗船券付き宿泊パックだ。通常、本土往復の2等フェリー運賃は片道約3,600円、往復で約7,200円(レインボー2利用時は特急料金を含め片道約6,800円)を要するが、往復フェリー代と指定宿泊施設の1泊2食がセットになった旅行商品を活用すれば、実質2万3000円〜3万5000円前後から旅程を組むことができる。これらの限定枠は連休や夏期シーズンに瞬く間に埋まるため、乗船希望日の2か月前午前9時の予約解禁に合わせてWEB予約システムを叩く敏捷性が求められる。
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