『Attitude』という作品を語る上で欠かせないのが、アルバムの1曲目に配置された表題曲「Attitude」の歌詞解釈です。この楽曲において大森元貴は、「書き殴った 誰かの為の芸術じゃない」と歌い切り、自身の内奥にある苦悩や祈りが商業音楽として消費されていく現実への葛藤を極めて率直に吐露しています。死生観をテーマに据えながらも、最後には「生きている」ことそのものを肯定しようとする切実な叫びは、リスナーだけでなくバンド自身の未来を予見した宣言でもありました。
また、世界的ヒットとなった「インフェルノ」でも、「永遠はないと言い切る僕ら」の無常観が疾走感あふれるロックサウンドの中に刻み込まれています。フェーズ1の終盤に生み出されたこれらの楽曲は、いつか訪れるであろう別れやバンドの変革をあらかじめ織り込んで作られていたかのような鋭敏さを持っています。大森が書く詞の真骨頂は、残酷な現実を直視した上でなお、希望の灯を絶やさない点にあります。この精神的な強靭さこそが、体制が変わってもファンが彼らを信じ続けた最大の理由でした。