横浜翠嵐高校に入学した生徒が最初に直面するのが、日々の授業で配られる大量のB4判プリントです。市販の検定教科書や副教材は補助的に使われるに留まり、授業の主軸は各教科の教員集団が過去数十年の入試問題や学術的知見を精査して作成したオリジナルプリントに置かれます。
特に数学と英語におけるプリントの難易度は、一般的な県立高校の基準を遥かに超えています。高校1年生の春から大学入学共通テストレベルを通過点とし、難関国公立大学の二次試験で出題された論述問題や、難解な英文解釈が容赦なく組み込まれます。解説は極めて論理的かつ濃密。受動的に授業を聞くだけでは到底処理できず、自力で深く思考して解法を言語化するプロセスが毎回の授業で強制されます。
教員陣が独自教材にこだわる理由は、現行の公立高校カリキュラムの制約を突破することにあります。中学入試を経て中3時点で高校範囲を終える名門私立校に対抗するため、検定教科書の枠組みを独自に再構成し、高校2年終了時までに大学受験に必要な全履修範囲を概ね完結させる構造を作り上げています。
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