飛騨高山の市街地から車で南へ約10分、標高およそ600メートルの山あいに位置する「リスの森 飛騨山野草自然庭園」は、自然に近い環境でリスたちとゼロ距離で触れ合える人気スポットです。この静かな庭園が突如として全国区のニュース舞台となったのは、園内の巣箱から顔を覗かせた1匹の小さな幼獣がきっかけでした。
本来、シマリス(チョウセンシマリスなど)は背中にくっきりとした5本の黒い縞模様と濃淡のある茶褐色の被毛を備えています。しかし、今回誕生した個体には縞模様が一切見当たりません。頭の先からふさふさとした尻尾の先まで、まるで新雪をまとったかのような純白の毛に覆われていたのです。園のスタッフが巣立ちの確認作業を行っていた際にこの個体を発見し、長年リスの飼育と保護に携わってきたベテラン飼育員さえも思わず息を呑んだといいます。
地方ニュースの速報から始まった報道は、大手通信社やキー局の朝の情報番組へと波及しました。「開園から33年間、何千頭ものシマリスを見守ってきたが、真っ白な個体が生まれたのは歴史上初めて」という園長の証言は、リス愛好家のみならず動物学者や一般の観光客の間でも強い好奇心を呼び起こしました。SNS上では「妖精のようだ」「動く雪見だいふく」といった賞賛の声が溢れ、動画プラットフォームでの再生回数も急上昇を記録しています。
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