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電波塔から文化財ホテルへ!タワーホテルナゴヤの再生軌跡と最新アワード速報

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ホテルのエントランスをくぐり4階のロビーフロアに足を踏み入れると、外光を浴びた巨大な鉄骨トラスが視界を遮ります。通常の内装工事であれば石膏ボードで覆い隠されるはずの部材が、ここでは主役として堂々と露出しています。

全15室の客室は、どの部屋もレイアウトが異なります。理由は単純です。1954年に組み上げられた無骨な鉄骨ブレースが、ベッドの脇やリビングの中央を斜めに貫通しているためです。リベット(鋲)で留められた分厚い鋼材は、半世紀以上前に職人たちが手作業で打ち込んだ歴史の証拠そのもの。塗装の凹凸やわずかな経年変化が、無機質なラグジュアリーホテルとは一線を画す凄みを醸し出します。

この重厚な産業遺産と拮抗させるべく配されたのが、東海3県にゆかりを持つ現代アーティストたちの作品です。客室ごとに異なる作家がアサインされ、杉戸洋、森北伸、鷲尾友公といった気鋭のクリエイターが空間に合わせたサイトスペシフィックなアートを制作しました。スイートルームでは、鉄骨の力強い陰影と繊細なテキスタイルや平面作品が絶妙な緊張感を保ち、滞在そのものが「泊まれる現代美術館」の様相を呈しています。

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