プロレベルや国際ルールで完全に認められているにもかかわらず、なぜ日本の育成年代ではトラブルが続くのか。その背景には、日本特有の「部活動ガイドライン」と現場の審判・指導者による規律意識のギャップが存在する。
中学校体育連盟(中体連)や高等学校体育連盟(高体連)が主催する地区予選では、大会要項に「競技者としてふさわしい服装」「学生らしい清潔な身だしなみ」といった定性的な文言が記載されているケースが少なくない。この抽象的な規定が、現場のクルーチーフ(主審)や大会規約委員会の主観的な判断に委ねられる原因となっている。
審判員の中には、「左右で色が著しく異なると、トラベリングやピボットフットの識別において視覚的なノイズとなり、判定に支障をきたす」と主張するベテランレフェリーも一部存在する。また、メーカーが最初から1足として販売している左右非対称デザインモデルであれば不問とされる場合でも、同モデルを2足買いして故意に左右を入れ替えたカスタムに対しては「挑発的行為」や「チームの和を乱す」と解釈される事例が報告されている。
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