キリンカップ決勝で激突するニュージーランド代表は、伝統的なイングランド型のフィジカルコンタクトと、長身選手を軸にした堅牢な5バックブロックを敷く難敵です。前線で絶対的な軸となりつつある上田綺世は、直近の代表戦で3戦3発と驚異的な決定力を発揮しているものの、次戦に対して強い警戒感を示しています。
上田はニュージーランドについて「相性が悪い、課題になるタイプ」と率直に評しました。スペースが制限され、空中戦とコンタクトプレーが頻発する相手に対しては、単に前線でボールを待つだけでは完全に封じ込められます。相手ディフェンスラインを押し下げ、味方シャドーが飛び込むスペースをいかに作り出せるかが問われます。
一方で、攻撃のタクトを握る堂安律も自身のプレーに厳しい視線を向けています。堂安は次戦について「勝利が条件」と言い切りつつ、個人としての現状について「シュート数が減っている」と吐露しました。チームのバランスを取るプレーが増えた反面、自ら足を振って局面を打開するエゴが薄れていることへの危機感です。ニュージーランドの固い守備をこじ開けるには、堂安が得意とする右ハーフスペースからのカットインシュートや、強引な仕掛けが不可欠となります。
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