現代空手における色帯制度の起源は、20世紀初頭に遡ります。沖縄の伝統的な唐手には帯による色分けは存在せず、型稽古を中心とした修行が行われていました。本土上陸後、講道館柔道が確立した黒帯・白帯の区分や段級位制を取り入れることで、現代の教育システムや競技体系に適応させた経緯があります。
現在、空手の帯の色は所属する団体や流派によって大きく異なります。国内の二大潮流である「伝統派空手(全日本空手道連盟:全空連傘下の松濤館流、剛柔流、糸東流、和道流など)」と「フルコンタクト空手(極真会館各派など)」の間でも、その順序と階級の割り当てには顕著な違いが存在します。
全空連に代表される伝統派では、無段(級位)のスタートである白帯から始まり、黄帯、緑帯、茶帯を経て黒帯へと進むのが一般的です。一方、極真会館をはじめとするフルコンタクト系では、白帯の次に橙帯(10級・9級)、青帯(8級・7級)、黄帯(6級・5級)、緑帯(4級・3級)、茶帯(2級・1級)と細かく段階が刻まれ、それぞれの帯に一本線(銀線や金線の刺繍)が入ることで奇数級を示します。
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