大江ノ郷自然牧場の原点は、1994年に小原利憲氏がわずか1棟の鶏舎から始めた平飼い養鶏にあります。当時、日本の鶏卵業界の主流は生産効率を極限まで高めたケージ飼育でした。その過密な環境に強い疑問を抱いた創業者は、鶏が本来の生態のまま自由に駆け回り、砂浴びをして日光を浴びる開放型鶏舎を選択しました。
鶏たちに与えられるのは、遺伝子組み換え飼料を排除し、魚粉、大豆粕、海藻、牧草、緑茶などを独自ブレンドした天然飼料と、緑豊かな鳥取の天然地下水です。ストレスフリーな環境で育まれた有精卵「天美卵」は、指でつまんで持ち上げられるほど強靭な卵黄と、立体的に盛り上がる濃厚卵白を誇ります。雑味が一切なく、豊かなコクと甘みが口いっぱいに広がるこの卵は、高級料亭やトップパティシエの間で瞬く間に評判となりました。
現在では通販を通じたスイーツ お取り寄せ市場でも確固たる地位を築いていますが、原点は一貫して「自然の摂理に従った本物の卵づくり」にあります。2025年11月には、長年の家畜環境への配慮が認められ「アニマルウェルフェア(動物福祉)特別賞」を受賞するなど、エシカル消費を重視する現代の生活者からも極めて高い評価を獲得しています。
Tags: