写真愛好家がこの公園を訪れる最大の目的は、中央に位置する「鏡池」で見られるリフレクション撮影です。鏡池は水深が浅く、周囲を木々と丘に囲まれているため、外部からの強風が遮られやすい構造になっています。この環境が、水面を文字通り「天然の鏡」へと変貌させます。
秋のハイライトは、池の北東側にそびえるメタセコイアの巨木群と、周囲を取り囲むモミジ、黄金色に輝くイチョウのコントラストです。特にメタセコイアがレンガ色に染まる時期、湖畔から水面すれすれのローアングルでカメラを構えると、実像と虚像が寸分の狂いもなく上下対称に対峙するドラマチックな光景が現れます。
リフレクションを美しく捉えるには、太陽の位置が極めて重要です。東から柔らかい光が差し込む午前8時30分~10時00分は、木々の発色が鮮やかになるうえ、大気温度の上昇による局地風が起きにくく、波立たないクリアな水面を確保できます。PLフィルター(偏光フィルター)を使用する場合は、効かせすぎると水面の反射光まで消えてしまうため、反射の階調を見極めながら慎重に回転角を調整するのがコツです。
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